自責と他責の線引きについて ～ 何でも自分が悪いと瞬間的に思ってしまう管理人２人の考察と対策～

先日、シルルと話をしていたところ、ある出来事で「私が１００％悪い」ということを言っていました。
私、ミノとしてはそうは思わなかったのですが、シルルとしては「やっぱり私が悪い」という結論に行き着いていました。
「う～ん、どうだろうか」と釈然としないまま、その会話は終了となりました。

その後、そのことが頭を渦巻き「シルルが落ち込んだままだったな．．．、元気づけることができなかったよ．．．」と、そして「私の言い方が悪かったからかも．．．」と．．．

おや？
何か私も自責の念に囚われてるぞ。

そう、これはシルルとミノ、管理人２人に共通の性質なのでした。
何か事が起こると「私が悪い」、誰かが怒ると「私のせいだ」と反射的に考えてしまうのです。

そんな思考回路だとポジティブになれるわけもなく、幸せに生きるのも難しいですよね。

問題が起こったときの状態を考えてみると．．．
・自責と他責の線引きができない
・相手の言葉の侵入を許してしまう（防御力０）
・物事が起きると、とっさに１００％自分がダメな理由を考える
という感じです。

そうなると、その場の反応としては
・相手の気に入ることを考えて振る舞う（機嫌をとる）
・顔色を見る（そして過剰解釈する）
・自分の意見は言わない（言い訳だと感じるから）
となる．．．

書いていて落ち込んできました．．．
うん、我ながらダメダメだなと。

そんな出来事と思考が定期的に起こると常に「私のせいで」という罪悪感が生じ、「こんな私はダメだ」という自信喪失と無力感に囚われ、「私なんて」という自己嫌悪ががっちり心に根付いてしまう．．．負のスパイラルから抜け出せなくなるという構図ですね。

私のケースでは、今はそんな自分を自覚しているので、反射的に起こる思考に何とか対抗しています。
気分や体調によって、対抗できる度合いは変わりますが。

シルルは最近落ち込みが大きいので、対抗する気力がわき上がってこず、苦しんでいるのが分かります。
自分の心を自分で元気づけるのは難しいですね．．．

ちなみに、私はどんな対策をしているかというと．．．

自分を知るということは前提だと思っています。
自分を知らないと、そもそもどこが問題なのかが分からないので。

とは言え、自分で自分のことを知るというのは、本当に難しいのですが。

私は色んな本を読むことが、自分を知る参考になりました。
心の仕組み、パーソナリティ、心の病気、もろもろを勉強することで自分の状態が分かり、どうするかを考えるスタートに立つことができました。
最初は、救いを求めて手当たり次第に本を読んでいましたが。

そんな今でも、「本当に自分を理解できているのだろうか」「勘違いしていないか」という気持ちは付きまとっています．．．

可能ならば、これはとても大事だろうなと思います。
他の人の視点から見てもらうと、自己嫌悪のメガネをかけた自分とは違うものが見えているはずですから。

ただ、当時の私にそんな人はいなかったですが．．．
一人でもがいて出口を探していました。
よくぞ、生き延びてきっかけをつかんだなと我ながら思います。

自分の苦労した経験からも、支えてくれる人は大事だなと感じます。
当時に、もっと話ができる人がいればと．．．今はシルルがいますが。

もちろん、相談する人は慎重に選ばないとダメです。
個人的にはプロのカウンセラーにも興味がありますが、お金がかかりますよね．．．
うん．．．やっぱりお金ではない繋がりがほしいな．．．

私は嫌な出来事があると、身体の動きが止まってしまいます。
身体がフリーズして、ネガティブな思考が無限に反芻される状態になり、気分も無限に落ちていく気分になります。
皆さまはいかがでしょう。

身体を止めると、ネガティブ思考が暴走する。
ならば身体を徹底的に動かして、思考を動かないようにしたらどうだという考えです。

これが案外、良いかと感じています。
ハアハアいうぐらいの運動をすると、余計なことを考えにくくなります。
立ち止まったり、座り込んだりすると、ネガティブ思考が復活しますが．．．
そこは、さらに頑張って動くと．．．

運動が終わった後は、幾分か気分も落ち着くように感じます。
夜に眠れる確率も、幾分上がるかなと。

私がどんな運動をしているかというと、インドアでの有酸素運動です。
本当は、外でウォーキングなりランニングなりしたほうがよいのでしょうが、私にとっては人とすれ違うことにストレスを感じてしまいます。
落ち込んでいる時に「さあ、外で走ろう」という気力までは出せないです。

そこで、スクワット、そして気功のセイシュをしています。
セイシュはご存じない方もいるかもしれないですが、私のような素人でも上辺だけなら真似ることができるような動作です。
いずれ、ご紹介できればと思っています。

どちらも呼吸と連動して、下半身はスクワット、上半身はセイシュで身体を動かしています。

最後はこれ．．．

なんだかんだ言っても、いずれ回復する．．．と思う．．．
トラウマには残るものありますが、時間が経つと当初のダメージからは抜けるかと。

その時のどうしようもない気持ちに耐えるため、回復のための力を養うためにも、先に挙げた対策を行うという形です。

沁みついた考えを変えることは難しいです。
その沁みついた考えのおかげで、防御力がなくなり他人の言動にダメージを受けまくると。

バリアーを取り戻せるように、何かあってもとっさに考えが浮かびますが、そこには疑問を挟むように。
「本当に全部私が悪いのか？」
という疑問は持てるように頑張りたいです。

浮き沈みも大きいですが、良い方向に頑張っていければと思います。
頑張れない時の、人の助けは本当にありがたいです．．．
2人で張るバリアーは強力なのかな．．．