どこか生きづらい少女たちの日常・・・ 真面目なバナナちゃんの日記

発達障害の観点からの自己考察② ~自閉症(アスペルガー)検査などの結果から考える~

赤峰もも(真面目なバナナちゃんの日記)、しゃべれない
私って何...?
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MINO

ミノです

今回は、前回予告しました、私が受けた発達障害の検査結果についての自己考察をしてみたいと思います。
前回の記事へのリンク←クリック

検査結果の解釈などは、医師ではない私がネットや書籍を参考に勝手に自己解釈したものです。
少しでも踏み込んだ自己理解につながればなと思って読み解いてみました。
また、皆さまが検査を受けるときの参考にでもなれば...

MINO

ということで
前回の続き...

話のなかから発達障害を疑われたのか、心療内科の先生からの指示で私が受けた検査は
・AQ-J
・WAIS‐Ⅲ

の二つ。

MINO

それぞれについて
ジュニアより

バード式    ムーンウォークJr.

◇AQ-J
自閉症スペクトラム指数

まずは
◇AQ-J(自閉症スペクトラム指数)
自閉症の程度を測定するもの。
50個の質問に答えていく検査です。

「スペクトラム」とは「連続する」という意味あいで、白(自閉症傾向が薄い)から黒(自閉症傾向が濃い)までのどの位置にあるかを調べることができます。

検査結果は以下の5つの項目で表されます。
①社会的スキル
…社会関係、人間関係におけるスキルの低さ
②注意の切り替え
…作業を中断して、他のことをするのが苦手
 二つ以上のことを同時にするのが苦手
③細部への関心
…細かい点へのこだわりが強い
④コミュニケーション
…会話のやりとりが苦手
⑤想像力
…想像力が低い
という5つのカテゴリーが、10点満点中の何点かで表されます。
たとえば、「社会的スキル」の項目が1点ならスキルが高い、10点ならスキルが低いということです。
高得点ほど、その分野に問題があるということ。

私の結果は...一部だけ公開...身バレを防ぐため...

①②④が高得点でした。
繰り返しますが、得点が高いほど、その分野が苦手だということです(私も最初、得点が高いほどスキルが高いと思いました)。
AQ得点(1~5の合計)33点以上で発達障害の可能性が濃厚ということになります。
でも、33点以下だから発達障害ではないとも言えません。
この検査だけで判断するものではないそうです。

私は何とか33点以下ではありました。
得点は高めで、発達障害の傾向は指摘されていますが...

まあ、社会的スキルが無いことは十分に自覚しております。
こうして、数字で表されると、改めて納得という感じです。
ただ、ここに甘んじないように、最低限は社会に溶け込めるようにはしないとなとは思っています。

自己チェック方式(自分で当てはまるかどうかをチェックしていく)なので、その時の気分、いわゆる気分の落ち込み具合で結果が変わることがあるのかなとは思いました。

バード式    ムーンウォークJr.

◇WAIS-Ⅲ
ウェクスラー成人知能検査

次に
◇WAIS‐Ⅲ(ウェクスラー成人知能検査)
「IQ(知能指数)」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
頭が良いことを「IQが高い」と言ったりしますよね。
そのIQを調べる検査です。

「成人」という言葉が入っているとおり、年齢によって検査種類に違いがあるようです。
その種類が
・WPPSI
2才6ヵ月~7歳3ヵ月が対象
・WISC
5才~16才11ヵ月が対象
・WAIS
16才~74才が対象

私が受けたのは「WAIS」の「Ⅲ」。
最後の「Ⅲ」はバージョンのようで、つまりは「第3版」ということですね。

覚えているのは、絵の中から足りないものを言ったり、絵を物語になるように並べ替えたり、絵のとうりにブロックを並べたり、数字を復唱したり...と、なかなか時間のかかる検査でした。
調べると、検査時間は60分~90分みたいですね。
AQ-Jと違い、心理士さんの指示で色んなことをするので、客観性は高そうです。

そして出てきた結果はがこちら...

ちなみに平均IQは100です。

数値のイメージは以下のような感じ。
・130以上(2.2%)
…非常に優れている
・120~129(6.7%)
…優れている
・110~119(16.1%)
…平均の上
・90~109(50%)
…平均
・80~89(16.1%)
…平均の下
・70~79(6.7%)
…境界線
・69以下(2.2%)
…精神遅延

「あれっ!?なかなかいいんじゃない」と100以上の数字を眺めつつ、ちょっといい気分になっていたのですが...ネットを調べているうちに、すごく高得点を出している方々をたくさん発見して自信喪失...みんなメンサ(IQがものすごく高い人たちの集まり)に入れるんじゃないの?
何か晒すのが恥ずかしくなってきたので、下一桁はどうかモザイクでお願いします(汗)。

先生の所見は「平均以上ではある」「でも問題は項目に差があること」とのこと。
つまりは得意分野と苦手分野の差が大きいということ。
発達障害を「凸凹」と表現したりしますが、この差に由来するみたいですね。

各項目の意味は以下になります。
・全検査IQ(FIQ)
…総合的な知的能力
細かくIQを分類すると下記の4つになります。
①言語理解(VC)
…言葉で物事を理解して考える力
②知覚統合(PO)
…視覚情報を理解して整理する力
③作動記憶(WM)
…耳で聞いたことを理解する力
④処理速度(PS)
…視覚情報を処理する速さ

さらに上記の①~④は、以下のようにカテゴリー分けされます。
・言語性IQ=①言語理解、③作動記憶
…聴覚情報の処理が得意
・動作性IQ=②知覚統合、④処理速度
…視覚情報の処理が得意

言語性IQと動作性IQに差があると能力に偏りがあるという仮説がなりたつそうです。
私は偏りがあり、視覚情報よりも聴覚情報を理解するほうが得意みたいです(言語性IQが高く、動作性IQが低い)。

これは、個人的には「?」という感じでもあります。
聴覚情報の処理が得意とは思えていません。
処理速度が遅いということは思考スピードが遅いので、早い会話に付いていけないというのは当てはまります。
だけど、音にはすごく過敏、聞き分けが苦手、複数人の会話ではいつも孤立しているというのもあるのですが...
聴覚情報に優れているということが、音に対して過敏ということにつながるのかな...?
そしてAQ-J検査の「注意の切り替え」が苦手ということで、「聞き分けが苦手」や「複数人での会話が苦手」につながっているのかな...?

MINO

う~ん...

MINO

検査をしてみて思うこと

学校のテストみたいに結果が数字で表されるので、自分を客観的に理解する材料になります。

よく「短所の克服より、長所を伸ばそう」みたいなことを言うけど、この結果をみて、そうだなと思いました。
短所が多少伸びても低いことには変わりがないし、苦手なことに取り組むのはつらいですよね。
80点台から頑張って5点伸ばしたとしても、平均の100には届かない。
苦手分野なので努力するのがつらいし、実を結びにくいという感じ。
それなら、得意分野を伸ばしたほうが、楽しくて自信につながりそうです。

MINO

検査結果からの自己考察

自分の得意分野はWAISでいうと「言語理解」と「作動記憶」、でも「処理速度」は悪いと...
苦手な場面はAQ-Jでいうと社交性を要する場面と、複数作業の同時進行...
つまりは1対1で、じっくりゆっくり話をするということが向いているということかな?
なんでしょう...相談員とか、何かのカウンセラーとかですかね。

気が置けない人と一緒にいるのは好きですが、相手の感情に飲み込まれやすいのを自覚しているので、相談員みたいに冷静な意見を言えるのかどうか...
う~ん、分からん(汗)
ベースとして社会不適合者ですが...

MINO

何かおススメがあったら教えて~

個人的には具体的な結論は出ずですが、ぼんやりとしていた自分が、だいぶはっきりしたものになるのは気分的にも良かったです。
自分が何者で何をやるべきなのかは、これからも考え続けないとダメですが、ヒントをもらえたのは大きいです。

自分が分からない方、自分に自信が持てない方など、いちど検査を受けてみてはどうでしょうか。

MINO

私の価値って何?(涙)

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