どこか生きづらい少女たちの日常・・・ 真面目なバナナちゃんの日記

ハーバードの心理学講義 ~自分の幸せって何?幸せになるために何をする?~

それがボクってもんさ
それがボクってもんさ...
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著者:ブライアン・R・リトル先生
翻訳: 児島修先生

MINO

ミノの読書感想文です

本のタイトルだけでは、何について語られているのか分からないかと思います。
それが、前書きで端的に語られているので、まずはそこを抜粋します。

本当の自分はどんな人間なんだろう。
隣にいる人はどんな価値観で動いてるんだろう。
最高の人生とはどんなものなのだろう。
本書は、このようなことを考えるのに役立つ「パーソナリティ心理学」について、最新の知見をまとめたものです。
(本文より抜粋)

全体を読んだ私の感覚でいうと、「いろんな(心理学研究の)観点から自分と他人を理解して、幸せっていうものについて考えてみる」という流れでした。
幅広い内容がよく整理されていて、読み進めるのが楽です。

MINO

ではワタシなりのおススメポイントを
いつもどおりジュニアより

バード式    ムーンウォークJr.

おススメポイント①
自分の視野の狭さが理論的に分かる

世の中は自分の主観的な見方でできている...というような話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

つまりは多面的に物事を見ることができていないということ、真実をありのままには見ていないということ。
真実を見る...私のような凡人には難しい、というか不可能なことに思います。

この本では、その理由を事例を交えながら分かりやすく説明してくれています。
なるほど...確かに...という感じです。
真実を見るのは無理でも、この腹落ちする感じはすごく大事ですね。

不安症の私は「きっと~に違いない」というように視野が狭くなってしまうことが多いのですが、「いや、こういう可能性もあるかも」というように考える材料になります。

この本では「その人の特性」と「その場の状況」が合わさって「物語を作る」という表現でした。
見る人が変われば、同じ場面でも違う解釈や感じ方になると。

余談ですが、認知行動療法やナラティブセラピーにも通じる部分ですね。

バード式    ムーンウォークJr.

おススメポイント②
自己診断ができる

途中でいくつか自己分析のためのテスト(手法)が載っています。

名前だけいくつか挙げていくと
・ビッグファイブ
・内向型・外向型
・セルフ・モニタリング
・ローカス・オブ・コントロール

上記は質問事項に答えていくチェック形式で、そんなに手間はかかりません。
ビッグファイブは有名(信頼性が高い)で簡単にできるので、ぜひお試しください。

・パーソナルプロジェクト分析
上記は、自分の価値観を掘り下げていくやり方です。
時間はかかりますが、面白く取り組めます。
自分の知らない自分も見えてくるかも。
詳しくは本書で、ぜひご確認ください。

バード式    ムーンウォークJr.

おススメポイント③
人は自分をコントロールできる

人間は自分で選んで行動できる。

人間のパーソナリティを形作るものとして
・遺伝的要因
・社会的要因

があります。
文字通り遺伝の要素と、どういう環境で育ったかがその人の人格を作るということですね。

では、人間は自分のパーソナリティに縛られるかというと、答えはノーだと。

その理由は、もう一つ
・個人の動機
があると。

人間には「個人の動機」により、自分のパーソナリティを超えた行動ができるということです。

そのためにも、自分の価値観をしっかりと整理しておくことが大事です。
(本書のパーソナルプロジェクト分析で)

MINO

以上、ジュニアからでした~

MINO

最後に、ワタシにとって大事だった部分を...

最後に、私の実感からこの本に共感したこと...
遺伝的パーソナリティと環境が一致すると幸福
これは、本当にそう感じます...

私のパーソナリティですが、いくつかのテスト結果は
・協調性が突出(ビッグファイブ6.5)
・内向型
・依存性
です。

本書で述べられている特徴(長所?)としては
社会的なつながりに幸福を感じる
・人は好きだが近づくのは苦手(人見知りってやつか)
・オキシトシンレベルが高い
共感や思いやりが高い)
ということらしい。
うん、気持ちよく褒められてるね。

確かに、誰かのためになるというのが、すごく好き。
というか、それで痛い目もいっぱい見ました。
ここまでくると病気です...

もちろん、短所もあり
遠回しな表現をして嫌われる。
・動作にスピード感がなく、人から軽くみられやすい。
・つまりは、社会的な成功はおさめにくい

という悲しい部分が...

そんな私が、以前は会社で認められようと柄にもなく頑張っていたら、心を病んでしまいました。
心の病気を機に「出世や地位なんていらない」と思い直し行動すると、楽しいと感じることに出会うようになってきました。
でも、不思議と「認められなくていい」と思い始めてからのほうが認められて、周りの人も笑顔になっている気が...

また、飲みの席にも誘われたら断らないように無理していましたが、今は逃げることもしています。
臆面もなく、そういうキャラを出しています。
のんびり少人数で話すのが好き、また、内向型の私には一人の時間も心身の回復にすごく大事ですから。

自分のパーソナリティにあった環境を見つける、自分に無理しすぎないというのは本当にすごく大事だと思います。

MINO

ジブンに無理なく...
できるだけ...
徐々にでも...

MINO

そうすると理解者が現れます

折に触れて、パラパラと読み直すこともできる、どこのパートにも気付きがある良書です。
ぜひ、ご覧ください。

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