
ミノです
心療内科、初診の続き...
今回は、以前にお話ししました心療内科の初診でもらったお薬についての続きです。
前回はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というグループのお薬で「フルボキサミン(←リンクです)」の感想についてお話ししました。
抗うつ薬としてベース(長期間、毎日飲む)で処方されていたお薬です。
SSRIは飲んですぐに効くというものではなく、じんわりと、気が付いたら「効いているかな?」という感じのお薬です。
飲み始めは効果よりも副作用のほうが先に出ると言われています。
今回はSSRI系よりも効果の発現が早く、その抗不安効果を感じやすいという「ベンゾジアゼピン系」にあたる「メイラックス(ロフラゼフ酸エチル)」について個人的な感想を主にお話しします。



さて、心療内科でのお話
初診時にSSRIのフルボキサミンと同時に処方されたのが、ベンゾジアゼピン系の「メイラックス」です。
当初、「2種類も薬を飲んで大丈夫なの?」という不安が先立ちました。
そう、以前にも書いたように、私、お薬が嫌いです。
私「もうちょっと、薬を減らせないですか...」
先生「心配するような薬じゃないよ」
私「...半分(の量)だとダメですか?」
先生「じゃあ、半分にしようか」
ということで、初診時には半錠の処方となりました。
調剤薬局に処方箋を持っていくと
処方箋を見ながら、「これどうする?割るの?」という薬剤師さんのヒソヒソ会話が聞こえてきたので、レアな処方だったようです。
上手く割れなかったようで、小分けにされた袋のなかには微妙に砕かれたお薬が...
薬剤師さんに「袋の粉も全部、飲んでくださいね」
と言われました。
結局、二回目の受診時に
「しんどいなら飲んじゃいなよ(よく先生が言っていたセリフ)」
ということで、一錠のむことに...
先生は最初からその作戦だったんだろうと、先生のやり方をつかんだ頃に思いました...



さて
ベンゾジアゼピン系とは?
効果と注意点
ベンゾジアゼピン系とは、抗不安薬の一つで「不安」や「緊張」を抑える効果があります。
睡眠薬として処方されることもあります。
このベンゾジアゼピン系はいくつか種類があり、例えば作用時間の短いものかた順に
・デパス(エチゾラム)...短時間作用型、効果が強い
・ソラナックス(アルプラゾラム)...中時間作用型、効果は中ぐらい
・メイラックス(ロフラゼフの酸エチル)...長時間作用型、効果は中ぐらい
というものがあります。
効果の出が早く、短時間型は頓服として使われることが多いみたいです。
効果がありすぐに効くなら、この薬が最高じゃないということになると思うのですが、欠点(問題)が多々指摘されています。
効果を感じやすいためにお薬に依存してしまうことがあり、短期の処方が推奨されているようです(例えば、SSRIの効果が出るまでのつなぎ)。
お薬に依存するのも怖いですしね...依存したくなる気持ちも分かりますが...
また、ベンゾジアゼピン系の効果に慣れてくると、その効果が物足りなく感じるようになり、飲む量が増えたり、より強いタイプが欲しくなるということもあるみたいです。
依存、薬への欲求の歯止めが効かなくなるというイメージでしょうか。
そのためネットなどで調べると、ベンゾジアゼピン系を好まない先生も多いみたいです。
私が通っていた心療内科の先生も「これ(メイラックス)は長く飲む薬じゃなかからね~」と落ち着いたころに言っていました。
副作用としては、眠気、ふらつきがよく見られるようですね。
確かに、眠気はなかなかのものだった記憶があります。
これも当初、先生に言ったら「よく眠れていいじゃない」と言われました。
まあ、不眠にも悩んでいたので確かに...
なんか、適当っぽい先生に思えるでしょうか、患者に不安を感じさせない先生なりの言い方なのかなと思っています。



ワタシの処方パターンは...
具体的な処方は
①SSRI+短期でのベンゾジアゼピン系
②SSRI+頓服でのベンゾジアゼピン系
というのがよくされるのかなという印象です。
私の場合は、最初は①の処方で、後に②に切り替わりました。
初期の緊急時は長時間作用型のメイラックスで長く不安を抑える。
落ち着いてきたら頓服に切り替え、中時間作用型のソラナックスにという具合です。
私が処方時に指示されたタイミングは朝。
「日中の不安が強いだろうから、朝に飲もうか」「副作用(眠気、ふらつき)がひどい場合には、夜に飲むことを考えようね」とのことでした。
私がメイラックスを飲んでいた期間は2ヶ月ほどでした。
その後はソラナックスに移行しました。



さて
感想は...
飲んでいた実感ですが...
SSRIの感想と違い「効いていた」と、ハッキリ思っています。
最初はSSRIとベンゾジアゼピン系のどちらが効いているのか分かりませんでした。
頓服に変わってから、飲むと不安が楽になるという感覚を何度か体験し、また自分でお薬について調べたこともあり
「メイラックスが効いていたんだな」
という結論になっています。
さっと効いて分かりやすいだけに、先ほども言いましたが依存する気持ちも分かります。
私の場合は、ネットや本でベンゾジアゼピン系のネガティブな記事をいっぱい見たので、お薬に対する不安のほうが勝ってしまい、結局、頓服はあまり飲むことがなかったです。
それで我慢できていたなら、それで良かったのかなとも思います(SSRIが処方変更になりレクサプロになったのも、ベンゾジアゼピン系に頼りすぎずに済んだ一因かと思っています)...きっと、世の中にはもっともっと苦しんでいる人がいるはずですし...
本当に苦しい時には効果を感じやすいので飲んだほうがよいと思います。
私もどん底の時に、どうしようもない不安、死の恐怖のようなものを感じるときには飲んでいました。
元気な時には、なんでそれが我慢できないのか、どうしようもないのか分からないですよね...
だれも、好きでお薬を飲むわけではないですから。



飲むのは
先生の指示どうりにね



おくすりだけに頼らないようにできればいいんだけど...



次回は
SSRIの「レクサプロ」を予定
では次回...
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