こんにちは、管理人のSHIRURUです。
前回の真面目なバナナちゃん日記、見ていただけたでしょうか?

友達からの「お前なんか友達なんて思ったことない」という言葉、薄々解っていたとしても傷付きますよね……。
あんずちゃんからの酷い言葉に、とうとう心が折れてしまったももちゃん、保っていた心が音を立てて崩れていきます。
散々扱き使われ続けて、暴力や暴言を浴びせられてきたのに、それでも自分のせいだと責め続けている所に、ももちゃんの我慢強さが垣間見えます。
果たしてももちゃんとあんずちゃんは、どうなってしまうのでしょうか?
それでは続きに参りましょう。





「他人は信じない、同情は弱さを生むだけ。」
この言葉には、とてつもない後悔とトラウマが篭っています。
ももちゃんは、あんずちゃんの攻撃的な性格が解っていたようですが、そんな彼女を助けたいと思う気持ちがあった為に、離れるという選択肢を選ばなかったようです。
自分を嫌っている相手に、これ以上マイナス評価にならないようにと、相手に好かれようと奮闘する。
人間関係に亀裂を生じさせたくないと思う、平和主義の人がやりがちな行動ですが……これ、全く意味がないんですよね、寧ろ逆効果でしかありません。
この日記を見ている方は、過去にいじめてきた相手や、苦手な相手から、声をかけられたりプレゼントをされて、嬉しいと感じますか?
…………ただ怖い、嫌な気持ちになるだけですよね。
そうです、嫌悪感を抱いている相手に、好きな食べ物や好きなグッズを渡されたとしても、湧いてくるのは憎悪だけ。
寧ろ相手の気持ちを逆撫でするだけなんです。
私も過去に、嫌われてしまった相手に、汚名返上しようと思って仕事に励んだものの、逆に相手からますます嫌われるだけで、関係は酷く悪化しました。
「コイツ消えてくれないかな?」という目で見られた時は、足が震えて立てなくなりそうでした。
自分以外の相手を見下して嫌っていたあんずちゃんには、どれだけ尽くしても、ただの道具・奴隷・鬱陶しい奴、としか思われていなかったのです。
ショックのあまり、1ヶ月間学校を休んだももちゃんはベッドの上で、一つの結論に辿り着きました。
「他人は信じない、同情は弱さを生むだけ、自分を守るには孤独になるしかない。」
自ら孤独になる、という結論を出しました。
1ヶ月ぶりに登校したももちゃん、心配して声をかけてきたクラスメートを無視します。
そして、彼女の優しさに漬け込んで、仕事を押し付けて来ようとしたクラスメートに、オブラートに包まないキツい正論をぶつけて、追い返しました。
……あの頃の優しいももちゃんとは、大違いですね。
これがももちゃんの、冷たくなった原因の過去です。
……はい、ここまで長編漫画を見てくださって、誠にありがとうございます。
次回、ももちゃん編の最終回となります。
最終回、楽しみに待っていてください
ここまでの閲覧、ありがとうございました。

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