どこか生きづらい少女たちの日常・・・ 真面目なバナナちゃんの日記

「細胞から若返る!テロメア・エフェクト 健康長寿のための最強プログラム」の感想と活用 不安症はデメリットが多い?

心に幸せをあげたいな~
こころに幸せをあげたいな~
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著者:エリザベス・ブラックバーン先生 エリッサ・エペル先生
翻訳:森内薫先生

MINO

MINOの読書感想文です

「テロメア」、ご存じでしょうか。
最近テレビ番組でも聞かれるようになった言葉ですね。
まだ、一般的には馴染みがないかもしれませんが。

まず、テロメアとは何かということですが、細胞のなかにあるDNAの一つで人間の老化を決めるものと言われています。
テロメアは徐々に短くなっていき、健康寿命や寿命そのものに関わってきます。

同じ年齢でも、元気な人もいれば疲れて見える人がいる、若く見える人もいれば年齢より老けて見える人もいる。
人間、皆、年をとるのですが、そのスピードは決して同じではないということですね。

この本では、テロメアは何によって短縮するのか、何に影響を受けるのかを複数の切り口から分かりやすく説明しています。
しかも、短くなったテロメアは再び長くすることができる可能性にも触れられています。

『(抜粋)「なぜ年の取り方が人によって違うのか?」という疑問を、人類は何千年も前から考えてきた。』
↑この問いに対する答えが述べられているということです。

MINO

この本が不安症と関係あるのかというと。。。

何で、この本を紹介するのかと言うと、ストレスやメンタルの状態がテロメア短縮に大きな影響を与えていて、その対策についても多くのページ数を割いて触れられているからです。
人にとってストレス状態は、それだけ重要な要素なのでしょう。

『(抜粋)心理的なストレスや、ストレスが人間の行動や生理機能や健康に与える有害な作用、さらにその作用をどうすれば逆転させられるのかという問題だ。』
この本を読むと、「メンタル対策をしっかりしないと、どんどん老けていっちゃうよ」という恐怖で頑張る気になる、「具体的にどうすればいいの」という部分に取り組めるという具合ですね。

ストレスやネガティブ思考が身体にも良くないというのはよく言われますが、エビデンスを絡めて具体的に述べられるので、リアリティ抜群で怖くなります。
うつ病や不安障害の人は健康寿命や寿命そのものが短い(研究によっては20年も)という話もよく聞きますし、本書でも述べられています。
不安を感じやすい性格って不利が多いですね...

私なんてストレスと不安にまみれて生きてきたから、きっとテロメアも短くなっているんだろうなと思っています。
しかし、読み進めるなか、私が自分で行ってきた不安対策が概ね間違っていなかったことが分かりホッとしました。
この本を読んで、不安やストレス対策で自分の取り組んでいることに裏付けができて自信が付き、整理することができました。

MINO

具体的には。。。

この本で述べられているテロメアに影響を与えるものと、それに対する私自身の対策を振り返ってみると
・ネガティブな事象の捉え方
 ストレスは避けられないとしても、受け止め方は変えることができるよねと。
 同じ事象でも、人によって捉え方が違う。
 多面的な捉え方をして、ストレス反応を低減しようというもの。

 昔、取り組んでいた認知行動療法が今でも役に立っているかなと思います。

・食事
 まあ、そうでしょうという話。
 具体的な食生活や栄養素についても述べられているのは参考になります。
 個人的には、オメガ3(魚やナッツ類などに含まれる)、ビタミンDのサプリでの効果が実証されているのは収穫でした。
 この二つのサプリは常用していたので。

・運動
 程よい運動習慣が大事、でも運動し過ぎは逆効果。
 私は、ヨガや呼吸法には取り組んでいます。
 後は、有酸素運動かな...

・睡眠
 これもそうでしょうね。
 質の良い睡眠が大事ということ。
 睡眠の量だけではなく、質もということですね。
 睡眠時間を確保するのは当然として、良い睡眠のためにストレス対策や運動が大事だなと改めて思いました。

・人間関係
 相談できる相手(社会的サポート)はいるかどうか。
 人見知りの私にとっては厳しい話です。
 そんななか、私にとってはボランティア活動が良かったと思います。
 人とのつながりができて、元気がでました。

 それを実感できる話として、自分の写真を見たときに、ボランティア活動を始める前より今のほうが見た目が若返っていたのに驚いた記憶があります。
 不安障害とうつ秒真っ只中の時は、「この時は病んでるよな」という生気のない顔をしていました。
 見た目に出るものですね。

・子供時代の環境
 環境は選べないからきついな...
 『(抜粋)テロメアは子供時代の傷跡を記憶している』という私にとって厳しい一文が...
 緘黙症の子供時代の傷跡が...仕方ないですが悔やまれます。

 親との関係は、もっと影響力が強いそうです。これこそ、子供にとってはどうしようもないですね。

MINO

う~ん。。。

ここまで読んで「私のテロメアはボロボロだ」と思った方、諦めないでください。
そんな方にも希望も示されています。
前半にちらっと触れた部分、短くなったテロメアは再生することはないと言われていたのですが、それは間違いで再生することが分かったとのこと
しかも、ストレスが原因で短くなったテロメアのほうが再生しやすいそうです。

とは言え、考え方など、そう簡単に変わることはないとは思います。
でも、やってみる価値は大いにあるとも思っています。
できることを一つずつ、少しずつやってみること。
挫折して、動けないときは休憩しながら。
とにかくいろいろ試していくなかで、自分に合った形が見つかるはずです。

MINO

無理しすぎないように頑張ろう!

著書のなかで『幸福の聖杯』という言葉が出てきます。
テロメアを見れば、その人の人生がどのぐらい幸福で満たされたものだったのか分かるという意味です。

私の『幸福の聖杯』の中は、少ないものだと思います。
でも、それに少しでも幸福を注いでくれた人もいるなとも思っています。
これから積極的に与えられたものを受け取る努力をして、また人の聖杯にも幸せを注げる人間になりたいなと思います。

多くの情報が詰まっており、自分の現状を知るためのチェックリスト、改善のアドバイスも散りばめられています。
非常に中身の濃く、折に触れて見直したくなる本です。

ぜひ、ご一読を。

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