こんにちは、管理人のSHIRURUです。
前回のももちゃん編は読んでくださいましたか?
リンゴちゃんにSOSを出せるタイミングを、「私は大丈夫よ!彼女と仲良しだから!」と、言って流してしまったももちゃん……。
追い詰められている人は、違和感ある笑顔で明るくなってしまいがちです。
結局ももちゃんは、引き続きあんずちゃんに扱き使われる日常を選びました。
そんな日常を大きく揺るがす暗雲が、じわじわと立ち込めて来る予感が……。
どうやらあんずちゃんには、好きな男子がいるらしく、彼にアピールするために、お菓子を作れとももちゃんに強要してきました。
ももちゃんはどんな返事をするのか……?
それでは、始まります。
「それは、自分の力でやらないと意味ないよ……。」
「はあっ!?〇〇の分際で逆らうんじゃねーよっ!黙って従えよっ!!」
意見をしたら相手からの逆上が怖い……だから従ってしまうんです。
……あんずちゃん、恐ろし過ぎるモンスターですね。
ももちゃんは勇気を出して、「意中の相手には、自分の力でアピールしないと意味がないよ。」と、あんずちゃんに告げました。
今まで彼女の言いなりになっていたももちゃんの、勇気を踏み出した一歩ですね。
しかし、その踏み出したももちゃんの一歩を、後ろに突き飛ばす勢いで、あんずちゃんがブチ切れてきました。
「友達なら友達らしく言う事を聞けよっ!黙って従えっ!!お前なんか私がいなかったらゴミのくせにっ!!!」
酷過ぎる暴言を吐きながら、ももちゃんに向かって物を投げつけまくるあんずちゃん……彼女からの暴力に、思わずももちゃん「ごめんなさいっ!作りますっ!」と、必死に謝ります。
ももちゃんが言う事を聞いて、己の我が儘(というより命令に近い)が通った事で、あんずちゃんの機嫌はコロッと良くなり、「私を怒らせた罰として、材料とかは自分で用意してね~」と、全てを押し付けて去って行きました。
家庭科室で涙を流しながら、チョコを刻み続けるももちゃんの姿……。
見ているだけで胸が締め付けられます。
鬼のような形相で、手当り次第に物を投げつけて、大声で罵声を浴びせてくる友達……そんな事をされてしまったら、意見することが怖くなってしまいますよね……寧ろトラウマものです。
最初の頃は、不満・意見・我が儘を言えていたのに、親や友達からヒステリーを起こされたり、暴力を浴びせられたりすると、そのトラウマを思い出して、「相手を怒らせないようにしないと……」という思考回路になり、相手の言いなりになってしまう……。
争いが苦手な人、平和主義の人は、こういった経験をしてきたからこそ、人に不満や意見を伝える事が、出来なくなってしまったのではないでしょうか?
争いを避ける性格は悪いものではありません。
円滑な関係を築くには大切なことですから。
しかし、その性格を利用しようと近付いてくる輩の、見極めは非常に大切です。
「悪意を持って近付いているな……?」という相手からは、周りの人の力も借りたりして、離れましょう。
……さて、ももちゃんに無理矢理作らせたお菓子は、意中の相手の心を掴むのでしょうか?
私は、運良く掴めても、ボロが出たら終わりだと思っています。
閲覧の程、誠にありがとうございました。
今回の漫画はここまでです。
また次回のブログでもお会いしましょう。
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