どこか生きづらい少女たちの日常・・・ 真面目なバナナちゃんの日記

「パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか」の感想と活用

これは!!
ひと、それぞれ
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著者:岡田尊司先生

MINO

MINOの読書感想文です

タイトルに「障害」と書いているように、パーソナリティが原因で生きづらさを感じる原因と対処についてまとめられています。

人間ですから、当然、人それぞれ色んなパーソナリティを持っていますが、それが極端に偏ったり突出したりすると生きるうえでの障害になってしまいます。
社会生活のなかでは他者に受け入れてもらいにくいし、頑張って普通の人の皮を被って生活しているうちに疲弊してしまうというパターンですね。
社会生活に馴染めずに引きこもる人も多々いますが、それで解決する問題ではないですよね。

パーソナリティ障害の原因としては、やはりというか幼少期の親との関係が大きな比重を占めているようです。
ここはメンタル疾患でよく語られる部分ですが、当事者にとってはどうしようもない部分ですね。
ただ、その原因を知ることは、過去を自分なりにどう消化するのかということを考えるうえでは重要だと思います。

私の場合は、親はそんなにネグレクトはなかったかと思っています。
母親は勝気な性格、父親は短気なほうで、言葉遣いなどで体罰はよく受けました。
あとは、家から締め出されたりといったことでしょうか...
文字にしてみると、ひどい感じですが、まあ教育方針だったんだろうなと納得しています。
特に私は気弱で大人しい子供だったので、親からすれば、もっと強く育てという期待もあったのでしょう。
親が期待する子供像と、私の実際がかけ離れすぎていたので、今思えばお互いにしんどかったんだろうと...
この両親から、どうして、こんな子供が生まれたんだろうという不思議...
結局、その期待には沿えませんでしたが...

著者の言葉で言うと「親が子供に与えてやれるもっとも大切で、かけがえのないものは、自分を大切にする能力だと思う(本文より抜粋)」とあります。
私は、その「自分を大切にする能力」は身につけることができませんでした。
これから親になる方は、ぜひ、心構えとして持って欲しいなと思います。
自己無価値観は、私の主観でいうと一生付いてまわるものだという感覚があります。

私の身に付けた消化の仕方は、自分の感覚(自己無価値観など)を一歩引いて眺めるということです。
どう表現してよいのか分からないのですが、自己分析も楽しいものだなという見方でしょうか。

MINO

さてさて。。。

さて、私がこの本で主に活用している部分としては
・自分を客観的に見る資料
・他人を客観的に見る資料
としてですね。

まず一つ目、「自分のことは、案外、自分では分かっていない」というのが私の理解です。
どうしても主観的に見てしまい、「自分が思っているように、他人も思っている」と感じてしまうこともあります。
自分で自分を「ダメ人間」と思うと、周りも私を「ダメ人間」と思っているというふうに。
もちろんそんなことはなく、評価は人それぞれです。
「そんなことはない」と思おうとしても心が付いてこないこともありますが、理屈をおさえておくことは立ち直るうえで大事なことです。

二つ目、相手を知れば、付き合いやすくなります。
相手が正体不明で何を考えているのかが分からないと、特に私のような人間は不安になります。

そんな時に、相手を観察するための知識として、この本を使うことができます。
何のガイドもなく相手を理解しようとしても難しいです。
ある程度の分類を持っておくことで、当てはめていき、理解しやすくなります(ガチガチに当てはめようとすると、また混乱してしまうのですが)。
皆さん、「障害」とまではいかなくても、やはり「パーソナリティ」は持っていますから。

まあ、これは外れることは多々あるのですが、それは修正しながらということで。
人間、やはり社会に出ている時には、皮を被っているものなので。
話をしている時や、ふとした時に、意外な一面を見たりすることもありますね。
本心が見えると、案外、その人が好きになったりもします。

MINO

第一印象では分からないものですね

簡単に読もうと思えば、中盤からの「パーソナリティ障害のタイプと対処」の章で辞典のように使うこともできますし、前半で理論やバックグラウンドを学ぶこともできます。
自分を知るための手掛かりの一つとして持っておくとよいと思います。

そのうえで、自分を客観的に見る訓練としては、別途、認知行動療法かなと個人的には思います。
多様な視点を鍛えていくというのは、「主観」や「心の囚われ」からの脱却の役に立ちます。

パーソナリティを個性として伸ばしていくこと、社会に合わせて生きること、両方ができたら良いですね。
重いパーソナリティ障害を持つ人は、天才が多いとも聞きますし。
残念ながら、私は凡人かなと...(最後にネガティブ)

MINO

お・ま・け

巻末に「パーソナリティ自己診断シートが付いています。
自分での簡易診断ですがDMS(精神障害の診断・統計マニュアル)-Ⅳを基に作られているとのことで、正直に回答すれば参考になるかと思います。

私は、想像どおり「回避性」と「依存性」のスコアが突き抜けていました...
一見、対照的なパーソナリティに思えますが、クラスターC郡(大枠でA~Cに分類)に分類されます。
「不安で内向的な群」ですね。

クラスターB郡は全て0点...う~ん、突出してますね...分かってたけど...

上記分類の詳しくは、本書をご覧ください。

MINO

誰かのために生きて
誰かのために死にた~い
なんて。。。

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