皆さんこんにちは、管理人のSHIRURUです。
本日で不思議な転校生編が最終回となります!このお話も長きに渡って続いて来ましたね。
サクラちゃんは自分なりに賢く生きているつもりですが、利用されてきた被害者からは悪印象を抱かれ、周りにガーディアンとして集めていた人達には、自分の存在はそれ程大きくないという……。
サクラちゃんの思い通りにはなっていない事が解ってしまいました。
現実を味わったサクラちゃん、仲良く肩を並べて帰るヒカリちゃん母子を見て、何を思うのでしょうか?
それでは最終回へ参りましょう!





「何よ!あんな奴、一人じゃ何も出来ないくせに!」
その子に限らず、一人で何でもこなせる人って誰もいないんですよね。
ここでサクラちゃんが過去に言われた事が返って来るとは……きっと彼女自身が一番ビックリしているでしょうね。(サクラちゃんを諭した女の子が気になる人は、サクラちゃんの過去編を読んでみてくださいませ。)
ヒカリちゃんは星先生のお陰で、学校生活はとても楽しいものなのだと気付くことが出来ました。
発達障がい関係に理解を持っている人はまだまだ少なく、学校側のサポートも全然追いついていないのが現状……。
そして、自分と違う相手を受け入れられない幼い子ども達からの、嫌がらせやいじめがおさまらないのも現実です。
自分の個性を理解してくれる人の存在って、本当に希少なんですよ。(管理人も今この年齢でしみじみと感じでおります。)
人が真に心を開ける瞬間って、どんな時か知っていますか?
それは、自分のコンプレックスや短所を受け入れて認めて貰えた時です。
「プライドが高くて傷付きやすく、直ぐに泣いてしまう。」「実は完璧主義者で失敗が恐ろしい。」「人の気持ちを組み取れなくて相手を怒らせてしまう。」「明るく振舞ってるけど、実は人付き合いが鬱陶しいと思っている。」などなど……人には言えない、言いたくない短所やコンプレックスって、人は絶対持っていると思うんですよ。
長所は褒めてもらえるけど、短所は人に悪いイメージを持たれてしまうから、だから我慢してしまったり、隠そうと必死になるんですよね。
「それでも良いじゃん、私は気にしない。」と、言ってもらえた時の安心感って凄く大きいんです。
サクラちゃんは、まだ自分の短所やコンプレックスを打ち明けられる相手を見つけられていない、でもヒカリちゃんは星先生という理解者を見つけた。
最後のコマの「くだらない。」と吐き捨てる彼女の心境は「羨ましい。」なのではないかと、私は思っています。
……いつかサクラちゃんにも、自分の行いを正してくれて、彼女の短所を認めてくれる相手が見つかると良いですね。
長きに渡る長編をここまで読んでくださり、誠にありがとうございました!
次回は小話を挟んでからの、再び長編漫画へと進んでいきますので、また長い目で見ていただければなと、思っております。
また次回のバナナちゃん日記でお会いしましょう!
※2024年1月24日に修正※
こちらの漫画に『真面目なバナナちゃん日記』のタグがついていなかったため、タグをつけ直しました。
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