どこか生きづらい少女たちの日常・・・ 真面目なバナナちゃんの日記

うつ病と対人恐怖の発症~無力感と希死観念で心療内科にかかるまで~

不安なバナナちゃん(真面目なバナナちゃんの葛藤日記より)
人生が変わるとき
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MINO

MINOです。
くら~い話ですが。。。

うつ病の体験というとき、どこから話をしたら良いのか迷ってしまいます。
今、思い返せば学生時代からそんな状態だったようにも思うし...
ずっと心が辛いなりに何とかやり繰りしていましたし、人と比べてどうかというのも分からないですし...
心の中を覗いて確認できればよいのですけどね。

ここは、希死観念が常態化して、初めて心療内科を受診した時までの経緯を語ろうと思います。
どのタイミングで受診するのかという皆さまの参考にもなるかと思いますので。

その当時、私は会社員でした。
もともと自己無価値観が強い私は、「もっと頑張らないと」「この程度で」という脅迫的な気持ちで仕事に取り組んでいました。

真面目に仕事をして、成績も良かったし、周りからも認められていたかと思います。
ただ、自分自身ではそうは思えず、もっともっとと非現実的な目標を自分に突き付けて、追い詰められるような頑張り方をしていました。
周りに仕事を振ることもなく、自分で全部抱え込む、愚痴を言うこともなく笑顔でやっている。
夜は誰よりも遅くまで残って、休みもほとんど取らずに雑務を片付ける。
良い社員というか、便利な社員ですね。
私の、やっかいな性格です。

MINO

やれやれ、困ったヤツだよ。。。

最初に自分で不調を感じたのは、身体の重さ。
仕事に行くのに歩くのですが、何とも身体が動かしにくい。
この感覚をどう表現したらよいのか...熱があるわけでも、どこかを痛めているわけでもないのですが、とにかく身体を動かすのがどうにもしんどいという状態です。
本当に「重い」という表現がいちばん適切なのかなと思います。

この重さのせいで業務にスムーズに入るのが難しくなり、「業務前に気合いを入れねば」といつもよりも早く出勤するようになります。
自分を無理やり奮い立たせるようにして、いつもの自分を演じられるようにする。
その準備のために。
そう、この頃は笑顔を作るのもしんどかったです。
準備して、自分に鞭打たないと動けない。

MINO

すると、ついに。。。

そして、私を追い詰める決定的な症状が現れます。
何がきっかけか覚えていませんが、ある時、商談中に急に恐怖感(?)に襲われます。
ドキドキして、相手の顔がまともに見ることができず、不安のためか声が上ずり顔が引きつってくるのが分かりました。
これは初めての感覚です。
仕事上の人あたりに関してはそつなくできるタイプだったので。
緊張というのをはるかに超える感覚、まさに「恐怖」という表現になります。
パニックになるのを抑えるのに必死だったのを覚えています。

MINO

ああぁ。。。

一度、この感覚が起きてからは、それが常態化していきました。
今まで何ともなかった仕事上のコミュニケーションが困難になっていきます。
「次は、落ち着いて話ができるだろうか」「大丈夫なはずだ」と思えば思うほどに悪化していきました。

ついには、人と会うと「顔がこわばる」「声がうわずる」にプラスして、「身体が震えて止まらない」「どうしても、逃げ出したい感覚に襲われる」という状態になっていきます。

そうすると、更に気分は悪化。
そこから起こってきたのは、強烈な希死観念。
歩いているとき、寝ようとするとき、あらゆる場面で「死にたい」というイメージが沸き起こってくるようになりました。
夜に寝ようとすると、自分が死ぬときの色んなイメージが頭の中に浮かびます。
しかも、その「死ぬ」というイメージには怖さを感じなかったと思います。
むしろ、「死」を考えることが現実逃避の手段(安心できる手段?)だったのかもしれません。

私が「死」を思いとどまっていたのは、「周りに迷惑をかける」という理由からでした。
こんな状態のときでも、考えるのはそんなことでした。
「どうやったら、周りに迷惑をかけずに死ねるのか?」ということを、いろいろ想像していました。

でも、どこかで自分がおかしいという気持ちもあったのでしょうか。
でも...いま改めて考えてみるとそんな綺麗ごとではなく、やっぱり自分が「楽になりたい」「助かりたい」「自殺は嫌だ」という気持ちがどこかにあったというのが正解だと思いますね...

MINO

自分の気持ちが、自分で分からないよ。。。

その頃には、ネットで心療内科を調べて...悩みに悩んで...「やめておこう」の繰り返し...

これもきっかけは覚えていないのですが(歩いているだけで、いろんなネガティブな景色が頭に入ってきていたので)、駅でどうしようもない気持ちが抑えられなくなり、その場で調べていた心療内科に電話しました。
その駅での、どうしようもない感覚は今でも思い出します

急な電話でしたが丁寧に時間をとって話を聞いてくださり、完全予約制でしたがすぐに予約を入れてくれました。
私は心療内科はその一軒しか行っていないので他は分からないのですが、運よく良い病院にあたったのかと思います。
病院に着くとスタッフさんが時間をかけて話を整理してくれたあと、先生の診察が30分という形でした。
ネット情報で、心療内科では「診察5分」「適当に話を聞いて薬を出すだけ」というのを見ていたので、良い意味で意外でした。
(初診のみ時間をとるようで、再診からは基本10分の診察になりました)

そこで先生から言われたことが「うつ」と「社交不安障害」です。
抗不安の頓服薬と、抗うつ薬が処方されました。

心療内科に行き着いたこと、先生がきっちりと話を聞いてくれたことで、希望が見えたような気がします。
「何とかなるんじゃないだろうか」と。
希死観念から抜け出すのは、まだ先の話ですが...

MINO

ここが私の人生のスタートだったかも。。。

今回はここまでで。

「うつ病」「社交不安障害」に至る経緯です。
心療内科でのこと、復活(?)までのことは別の機会に。

結論だけ言うと、うつ病を経験したことで、考え方、生き方が大きく変わりました。
人生の最大のターニングポイントだったと思います。
何というか、私は恵まれているほうなのかもしれませんね。

症状の流れ

  1. 身体が重い
  2. 身体のコントロールがきかない
  3. 対人恐怖が出現
  4. ますます身体のコントロールが効かない
  5. 希死観念が出る
MINO

皆さま、早めに病院に行くべきですよ~

MINO

いつかどこかで、吹っ切れることができるといいんだろうと思う。。。
私は、とことん追いつめられて、ようやく自分を諦めることができたのかな。。。

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