こんにちは皆さん、管理人のSHIRURUです。
今日が長編「努力の横取り編」の最終回となります。
最終回に入っていく前に簡潔なおさらいを……。
勉強は得意だけど美術が苦手な△田△江さん、母親からは常に完璧を求められ、「何で全部オール5じゃないの!?お母さん恥ずかしいわっ!」とプレッシャーをかけられる毎日……。
そんな時、うっかり間違えて開けてしまったバナナちゃんのロッカーの中には、とても上手に描かれた絵が置いていました。
悪魔の囁きに負けてしまった△田さんは、バナナちゃんの絵を自分の絵として提出する作戦を企てます。
ですが、そんなすり替え作戦はバナナちゃんからの証拠突きつけにより、あっさりと撃沈……今まで親しくしていたクラスメイト達や一軍グループから見放され、△田さんは「もう、どうでもいい。」と一言を残し、皆の前から消えてしまいました……。
△田さんの口からの謝罪はなく、クラスメイト達は次々に彼女の悪口を吐き出しまくり、何とも言えない空気の中、事件は幕を閉じてしまいます……。
さて、それでは気になるその後の最終回へと参りましょう。






「人から盗んだ功績で成功すると、もう二度と取り返しがつかなくなるの。」
まさにその通り、「自分の力」で得た結果ではないのですから。
あの日以来、△田さんは登校拒否を続けているようです。
インフルエンザが完治し、やっと学校に登校出来るようになったリンゴちゃんは、事の顛末をバナナちゃんから聞くことに。
話を聞いたリンゴちゃんは「彼女は今のうちに痛い目を見ていて良かったわね。」と、言いました。
そう発言した理由は、『人から奪って成功した功績は、取り返しのつかない事になるから』です。
これは言葉の通り、もしもすり替えが成功していたら後々苦しむのは△田さん本人、自分の力で手に入れた功績じゃないため、同じような場面に遭遇したら、また誰かのを盗むしかない。
でも、そんな人の成功盗みなんて何度も上手くいくわけがありません。
嘘をついて誤魔化してきた分だけ、周りから「信じていたのに……。」「嘘つき!」と落胆され、積み上げてきた信頼や信用が、二度と修復出来ないレベルにまで落ちるのです。
小さな嘘がどんどん積もっていつの間にか山になり、片付けることも消すことも出来ず、嘘の山に埋もれ、誰にも信用されずに生きていく……想像するだけで壮絶な道ですよね。
△田さんも、人の成功を盗もうとしたことで、周りからの信頼と信用を失う事になりました。
とても大きな傷ではありますが、まだ盗みが成功しなかっただけマシなのかもしれない……?
「泥棒」のレッテルが貼られる事にはなってしまいましたが……。
被害者のバナナちゃんは、本人からの謝罪も盗んだ理由も解らずで終わってしまったので、モヤモヤが残ったまま……実に歯痒い終わり方です。
恐らく、△田さんから謝罪と盗んだ理由を教えてもらわない限り、二人はずーっとギクシャクした関係のままで終わるでしょう……。
今回の漫画で伝えたかった教訓は、『人の成功を盗んだら最後、二度と取り返しのつかない事態になる。』ということです。
この教訓を忘れないでほしいです。
長編漫画の閲覧、最後までありがとうございました!
次回はまたショート編を数個挟んでから、長編漫画を連載していこうと思います。
また次回のブログでお会いしましょう!
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